■サインディスプレイのお手入れ、メンテナンスについて
常日頃からお手入れやメンテナンスをしていただければ、
サイン、看板、ディスプレイ製品は非常に長持ちする製品です。
パーツの材質別で見ながら、具体的なメンテナンス方法のノウハウをお伝えします。
スチール | 表面処理として、メッキや塗装が施されてます。 それらの処理は、中の鉄が腐食しにくくするためにするもの。 では、なぜその上から腐食するかというと、表面に目に見えない無数の凸凹があるためです。 なので、表面に水滴やホコリがついているときにこまめに拭いてあげたりするだけで、中の鉄そのものの劣化は防ぐことが可能です。 すでに表面にサビなど出てきてしまった場合には、市販のサビ取り剤で軽くなでるように表面を磨いてください。 特にメッキ処理の皮膜は非常に薄いので、汚れやサビをとるために思わずゴシゴシやってしまいがちですが、結果としてメッキの皮膜ごとはがしてしまうこととなりますので注意が必要です。 |
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ステンレス | サビない素材という印象がありますが、サビにくいだけでサビることもあります。 ただ、材質そのものが劣化してというより、大気中の成分などに含まれる鉄などが表面に付着することによって発生するサビが大半です。 なので、日々のこまめなふき取りなどの清掃が一番ですが、それでも付いてしまった場合には、サビとり剤でふいてください。 ポイントは二つ。 ひとつは材質の特性上、屋外で使用が多いと思いますが、表面についた小石や砂などをからぶきでまずはキレイにしておくこと。そのままにして、サビ取り剤などをつけて磨けば、キズがついてしまいます。 もうひとつは、同じくキズがつかないように表面はやさしくなでるように拭くこと。磨いてしまったばかりに逆にキズがついてしまったということもあります。 |
アルミ | 基本的にはステンレス素材と同じような注意点です。材質の面において軽くて柔らかいというところがメリットでもあり、デメリットでもあるので落としたり、ぶつけたりといった取り扱い上の注意も必要です。 中性洗剤を薄めたもので、十分汚れはとれます。 |
樹脂・プラスチック | 表面の汚れは中性洗剤を使用してください。できればぬるま湯などの水だけがベストです。 油でできた材質なので、トルエンやシンナーなどの溶剤系の洗剤を使うと表面に細かいヒビがはいって劣化が早まります。下手するとその場で割れます。 黄ばんできたりする場合は、材質そのものの劣化でもあるので、パーツ交換できるものなどは交換をオススメします。表面をコンパウンドなどで削ったり、漂白剤で一時的にキレイになったりしても、内側の層そのものが劣化している可能性もあるので、破損するケースがあります。 設置場所に原因があるケースも。西日が直射日光であたる場所なんかでは、熱や紫外線の影響でそのほかの場所に比べて劣化のスピードは速くなります。できることなら直射日光が当たらないようにブラインドをしたり、少し角度を変えてみたりするだけでも違ってきます。 |
ゴム | こちらも合成品なので溶剤系の洗剤はNGです。 材質として、アジャスターやキャスターなどの設地部分に使われていることが多いため、目立ちにくい箇所でもありますが、劣化のスピードは速くなります。 磨耗してきたり、割れてきたりといったことに注意していただき、早めに部品交換でメンテナンスいただくことで本体そのものの持ちが良くなります。 |
商品そのものを長くお使いいただくために
・毎日こまめに拭いてあげること。部品単位の痛みや破損なども早期発見すれば事故なども未然に防ぐことが可能。
・ネジんあどのゆるみも注意。緩いまま使用していれば他の箇所の劣化にもつながる。
部品単位のメンテナンスも可能
商品は部品単位の組上げが基本なので、部品単位の交換で修理できるケースがほとんどです。
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