■キャスター
もともと作っているメーカーは「台車」中心に想定。
「強度」を重要視。絶対に壊れてはいけないケースに照準を合わせています。
たとえばあるメーカーの試験体制・・・
取り付けネジ部、接合部本体、車輪のどれかに永久歪みが生じるまで、専用の試験機で負荷を加えてデータ採取。
ロットのバラツキを無くすために何パターンかとり、それの1/8~1/10の数字を表記の「耐荷重」とします。
段差に突っ込んだり、片側にモノを載せすぎたりした時の想定外のチカラが8~10倍かかることを想定。
看板やディスプレイのキャスター
屋外用看板にはしっかりしたキャスターが必要。
電飾看板などはゴム製で、軸が一本でないプレート固定を使用しています。
屋外の想定だと頑丈で、多少無茶が効くのが必要です。
屋内に使う案内板やスタンドは樹脂製のキャスター、デザイン的にもおとなしいものが主流。
屋内サインの場合だと、ゴムだと使用してなくても劣化したり、摩擦でクズがでたり、音が出たり。
移動そのものより、デメリットが多いため、樹脂製で全体的に軽く、安価に仕上げています。
ファースト製品についての豆知識
ファーストのキャスター付きの製品は、前後左右4個のうち、対角線上に
ストッパーの付いたキャスターを配置
しています。ストッパーのロック、解除を最低限にすませ、かつ設置時に動きにくくする配慮です。