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アップサイクルブランド展示会「Cycle」にて展示協賛しました

去る2022年3月23日から28日までの期間、名古屋市中区栄の国際デザインセンターのデザインギャラリーにて産学協同のアップサイクルブランド展示会「Cycle」に展示協賛という形でたずさわらせていただきました。

 

そもそもアップサイクルって?という方もいるかと思いますが、基本的には廃棄物を循環させる際に前の価値よりも高い価値のものを生み出そうという概念です。

この価値は環境的価値はもとより、品質や見た目などさまざまな側面があり、デザインという切り口を使えばより高次的に価値を高めることができるということになります。

今回の展示会は芸術系の学生の方々が中心となり名古屋の地場企業と手を組み、より身近にアップサイクルやサーキュラーエコノミー(循環型経済)を感じてもらおうという考えでした。

わりと初期の企画段階から展示に関してのアドバイザー的な立ち位置で関わらせていただき、学生のみなさん、企業が具現化するプロダクトに触れながら、よりアップサイクルされた空間を作れるように努めました。


学生さんたち一人一人がクリエイターとしてしっかりと軸を持っており、紹介ボードのクオリティも高かったためタペストリーバーF20を使った展示会場への導入部は圧巻。来場者の方々もじっくりと足をとめてご覧になっていました。

 

今回ファーストとしても非常に勉強させていただいたのがこちらの展示。

これすべて、金属のレーザー加工で抜かれた後の廃材をそのままパネルスタンドに設置しただけのものになります。

もうこのまま一つのディスプレイとして利用もできますし、さらに2次加工でレーザー加工をするとサインとして別の軸の価値をつけることも可能。

循環というと素材レベルでの再生を考えがちですが、物体そのものを視点を変えることで廃棄物から商品へと生まれかわらせることができる好例だと思います。

こちらファーストでも販売できるようにすすめていきたいと考えております。

 

 

 

デジタルサイネージも設置。

今回はオブジェクトとしてしっかりとした展示が多かっったためサイネージも一台だけでしたが、こちらもクオリティの高い動画コンテンツを学生の方が作成。

空間とマッチした演出は正直プロ顔負けの仕事だと思います。

学生のみなさんわりと気軽に動画として記録を残しているので、それをつなぐだけでもセンス次第でハイセンスなコンテンツができるということがわかりました。

 

今回は展示協賛という形での関わりとなりましたが、デザインという切り口である以上ファーストとしても事業として関わりを持っていく可能性が高いです。

社会により良い影響を与えることができること、楽しみです。

 

 

 

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