ナゴヤ商店街オープン2020 西山商店街に参加
2020年11月~2021年2月の期間、
名古屋市が主催するナゴヤ商店街オープン2020という企画で名古屋市名東区の西山商店街の空き店舗にお店をオープンさせ、商店街を活性化させよう!というワークショップに参加しました。
名古屋市の中でもベッドタウンの
要素が強い名東区ですが、商店街というコンテンツにおいてはやはり他の地域と同じように苦戦している状況。そのような中、2018年の同じくナゴヤ商店街オープンの企画からうまれたニシヤマナガヤがオープンすると、地域住民はもとより、周りの地域からも人の流れが出てきました。
今回のワークショップでお店がオープンすれば2軒目となり、さらに街が活性化することが期待されます。
名古屋市名東区西山地区の現状を
分析すると、ベッドタウンとしての要素を持っていることから、子育て世代の世帯数の伸び率が高く、名東区一のマンモス校を擁しています。
反面、名古屋や栄にアクセスできる地下鉄東山線の星ヶ丘駅やそれに
付随するショッピングモールなどがあるため「買い物」という要素が
地域の商店に必要なくなっており
閑散とした状況になっています。
これは今の日本全国の地方の商店街に言えることで、行政、民間関係なく知恵を出し合って解決すべき社会課題となっています。
アイデア出しから実際の事業計画までワークショップ形式で進められますが、商店街オープンからうまれたニシヤマナガヤの事業主であり、建築士でもある植村康平氏(植村康平建築設計事務所)をアドバイザーとして向かえ、さらに名古屋の商店街の活
性化の先駆けとも言える円頓寺商店
街の活性化プランを手がけているナゴノダナバンクの皆様もオブザーバ―として参加いただきました。
我々のような企業の者と近隣の大学生のみなさんも参加し、多くの面白いアイデアがうまれました。
文教地区である地域性を活かして、
これからの時代に必要な多様性を
理解する教育的観点での「本」を扱うお店というコンセプトがうまれ、それを元に事業計画・プラン作成。
コロナの影響でワークショップの総括がプレゼン→展示となったこともあり、1日限りのチャリティ本屋を
同時開催する運びとなりました。
事業計画やプランは動画やパネルにまとめて展示。デジタルサイネージイーゼル、POPによる情報発信は我々の真骨頂のため、多少なりとも貢献できてたと感じました。
感染対策もきちんと行いました。
当社のある名古屋においてでさえこのような現状で、より地方にいけばもっと切実な課題をはらんでいる商店街が多いと思います。今回のワークショップにおいては多くの学びがありましたが、同時に我々で出来る限界も感じ、各方面のプロフェッショナルや地域のキーマンと連携していくことが必須であることが分かりました。
地方の課題を地方の人間が知恵を出し合って解決していく。
当たり前のことですが、確実に進めていく必要があります。
ナゴヤ商店街オープン2020西山商店街 成果報告