ファーストで扱っているサイン・ディスプレイのようなプロダクト製品に
一般的に良く使われている技法を中心にまとめ
表面処理の種類
メッキ加工 | 酸化しやすい金属に酸化しにくい金属の皮膜で覆う表面処理。 トタンやブリキなども、それぞれ亜鉛とスズを鉄にメッキ処理したもの。 当社ではスタンドのパーツにクロームメッキを使用。 光沢と耐久性を増すために、金属だけでなく樹脂にも加工します。 |
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塗装 | 主に非金属系のもので表面をコーティングすること。 非常に多岐にわたるのでくわしくはこちらを参照 |
コーティング加工 | 厳密に言えば非金属系の樹脂でのコーティングになるので塗装の一部ですが、木目や石目などの表面材質はひとつの加工方法として定着。 当社でも木目のものはこの加工で仕上げ。 |
電解処理 | 当社のアルミ材質で行ってる表面処理の「アルマイト加工」などがこれにあたります。 化学的に表現すると陽極酸化皮膜。 目的としては耐食性、装飾性を高めることとなります。 簡単なメカニズムは、アルミ素材に電極をとおして素材表面をわざと酸化させます。 その酸化アルミニウムの皮膜を素材の上にバリアーとして付着させる感じです。 この皮膜に小さな孔がたくさん空いているので、そこに金属をくっつける濃度を調整すると、アルミの生地の色から黒までの間の色で仕上がり調整ができます。 塗装と違い紫外線などの影響が少ないため、当社でも屋外看板、電飾看板のステンカラーやブラックのアルミ材はこの処理となります。 |
クロメート処理 | ネジなどによく使われる化成処理。 ユニクロ(光沢クロメート)、有色(黄鈍色)、黒など仕上げが何種類かありますが、加工に使われている材料が注目されます。 今まで一般的に6価クロムが使われてきましたが、環境問題への配慮から3価クロムによる加工のものが一般的になってきました。 |
ファースト製品についての豆知識
【ステンコート仕上げ】・・スタンドのジョイントなどで採用している表面処理です。
ジンロイ(亜鉛-ニッケル合金メッキ)を下地にユニクロ(光沢クロメート処理)を施し、その上に
Kコート(無色透明の防錆コーティング剤)を施した表面処理。
実際には、ステンレス材を使用していないが、見た目や耐食性がステンレスのようになるので、ステンコート
と呼ばれている。
ファースト製品についての豆知識
◆表面処理による”シルバー”の違い◆
弊社の商品の多くで使用されているアルミ。その”シルバー”については加工により様々な違いがあります。
電解シルバー・・・ほとんどの”シルバー”は電解処理(アルマイト加工)の一般的なアルミ色のシルバー。
化研シルバー・・・アルマイトの工程上、化学研磨を施したシルバー。ピカピカ艶(つや)がある。
ポスターグリップ化研シルバー、ALサイン、PRLカタログスタンドなどに使用しています。
その他、
最終工程でクリア処理を施したもの(タペストリーバー シルバーはツヤあり)
などもあります。
表面の仕上げ
【鏡面仕上げ】
文字通り鏡のようにピカピカに。
磨きの度合いの調整によりスリガラスのような具合のつや消しにしたりも。
【シボ加工】
ヘアラインや梨地加工などの模様を入れる加工。
金型などでパーツを作る場合は型そのものに溝を作り、切削などで作る場合はあとで模様をつけたり。
使用中にキズが目立たなかったりといったメリットあり。
ヘアライン
梨地